体外受精の一般的に言われる主なリスク

女性にとって、体外受精を受けるに際して、思い浮かぶ
リスクにはどのようなものがあるでしょうか?

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「お金が高い」「成功率が低い」などが最も多いですが、
これだけではないように思えます。

以下のようなリスクもよく耳にします。

■生まれた子供に障害がでないか
■流産が心配
■三つ子が生まれる

現代の日本では、生まれてくる赤ちゃんの50人に1人は、
体外受精によるものと言われています。

しかも年々、体外受精による出産の割合が増えています。

体外受精を行ったことにより、障害時が生まれる確率
が高くなったという実証的なデータはいまのところないように
思えます。

自然妊娠、体外受精で障害児が生まれる可能性を比較したところ、
どちらも1.2%前後で、差はみられなかったという医療機関に
よる報告もありました。

体外受精による流産のリスクあるって本当?

流産に関しては、体外受精の方が自然妊娠よりも
危険性が高まる傾向にあります。自然妊娠における流産は
12%前後ですが、体外受精は22%前後と確かに高い傾向に
あります。

しかし、体外受精を行う女性は、平均出産年齢よりも高いです。

高齢出産という条件だけでも、自然妊娠における流産の確率は
上がります。そして、元々妊娠しにくい体質という点も流産の
原因となっているので、一概に体外受精が流産の原因になって
いるとは断定できない面があります。

現時点で言われていることは、体外受精も自然妊娠も
発育障害のリスクに大佐はないというのが通説のようです。

双子、三つ子が生まれやすいというのは本当?

時々耳にされることで双子、あるいは三つ子の生まれる
可能性が高まることが言われます。

確かに多胎率は自然妊娠と比べ、体外受精の方が高い
傾向にあります。

これは、胚移植の際に、胚を一つでなく、最大3つまで
移植することに原因があります

これには、子供ができるなら双子でも三つ子でもほしいと
いう希望がありますし、一つしか胚を入れないと今度は
妊娠する確率が減ってしまいます。

このような背景から、妊娠の確率を高めるために、
胚を複数個入れるようにしています。そのため、双子、
あるいは三つ子が生まれる可能性が高まるのです。

その他の体外受精のリスク

これまで、体外受精に関するリスクについて、
解説しました。

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これらのリスクは、確証が十分でないものもあり、
体外受精が本当に原因なのかは不明な点があります。

ただ、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や、採卵時に出血や痛みを伴うことは、体外受精が原因となっており、薬による副作用の危険もあります。

体外受精に関するリスクについては、ないとはいいきれないですが、多くの方々が思っているほど、リスクは少ないというのが一般的な見解です。