不妊症

不妊症とは

結婚して子供が生まれる・・・。
これは、ごく自然なことで、特別なことではありません。
でも、近年、このごく自然なことが、自然でなくなってきています。

「子供がなかなか生まれない・・・」
と悩む人が大変増えてきたのですね。

不妊症に悩んでいる人は、夫婦カップルの10%にも及んでいます。
このように、2年間、夫婦生活を営んでも、子宝に恵まれない人たちのことを不妊症といいます。

 

不妊症の身体的な原因

不妊症の原因は、何も女性だけに原因があるわけではありません。
男性側にも原因があるケースも多いです。

不妊症の原因は、女性の側に1/3、男性の側に1/3、
男女両方に原因がある場合は1/3と言われています。

不妊症の原因は、それぞれいくつかの原因が考えられます。
まずは、医学的な見地から、男女別の不妊症の主な原因を紹介致します。

女性不妊の原因

要因 詳 細
排卵障害 自力で排卵を起こせなくなる症状。排卵障害の原因に「卵巣機能の低下」「高プロラクチン血症」「多嚢胞性卵巣」があります。
卵管障害 精子を運ぶ細い管(卵管)に腫れや炎症ができて、卵子と精子の出会いに障害を生じる症状。女性不妊の原因の30%を占めていると言われています。
子宮着床障害 卵子と精子が受精し、受精卵ができても、受精卵が子宮内に着床できない現象をいいます。

男性不妊の原因

要因 詳 細
精子の減少 精子の異常には、精子減少症、無精子症、精子死滅症、精子過剰症の4つがあります。
通過障害 精子の通り道である精管が疾病などにより炎症を生じ、狭くなり、精子が通りにくい状態をいいます。
性行障害 主に勃起障害をいいます。原因は、発育不全や外傷がありますが、近年、ストレスによる勃起障害が増えています。


射精異常などの男性因子に関わる男性不妊
(画像:荒木重雄 医学書院 不妊施術ガイダンス改定第2版)

不妊症の分類

排卵障害

高プロラクチン血症

乳汁を分泌する作用のあるホルモンをプロラクチンと言い、
乳汁期間はプロラクチンの血中濃度が上がり、排卵を抑制したりします。
乳汁期間を過ぎてもプロラクチンが多く分泌されてることを言います。

多のう胞性卵巣症候群

卵巣周辺に多くののう胞が付着してます。
卵胞が大きくなるにしたがい、排卵しずらくなります。

脳下垂体

脳下垂体の機能が低下しているとホルモン分泌が低下し卵胞の成長に影響を与えて無排卵になります。

視床下部のストレスによる生理不順

視床下部の司令で排卵を誘発しますが、過度のストレスにより卵子がうまく育たないことがあります。
その為生理周期が乱れたりします。

着床障害
黄体機能不全 プロゲステロンというホルモンがあります。子宮内膜を妊娠しやすい状態にするホルモンです。黄体機能不全が原因で子宮内膜が厚くならず受精卵が着床しずらくなります。
子宮内膜症 子宮内にしかない粘膜が子宮外に発生し癒着すること言います。本来子宮内膜の剥離により月経がきますが、子宮外にあることから体外に排出されず発症部位に炎症、癒着を起こし着床を妨げます。
子宮奇形 子宮が胎児形成期にうまく作られなかった時起こります。子宮の変形により子宮内部が狭くなり受精卵が着床しにくくなります。
子宮筋腫 良性であれば妊娠できますが、本来あるべきものでないのにあるので支給に負担をかけたりする場合があります。これも大きさによりますが不妊の直接の原因でない場合もあります。
子宮内膜炎 大腸菌、淋病などの病原菌が子宮に入ってしまい子宮内膜に炎症が起こることを言います。受精卵の着床が妨げられるので不妊の原因と考えられています。
卵管障害
クラミジア感染症 クラミジア感染が卵管以外の所まで及び、卵管周囲まで炎症が広がり癒着します。卵管の運動が阻害され妊娠しずらくなります。
卵管癒着型 卵管に粘液栓ができてたり、卵管の通りが悪くなり起こります。
卵管閉鎖型 卵管が2本とも閉鎖してしまってる場合。


症状別Q&A