不妊鍼灸の治療について

妊娠しやすいカラダづくり

妊婦の体作り

妊娠は結果です。良い結果を出す前に経過が必要になります。
排卵→受精→着床の3つのステップが揃ってはじめて妊娠になります。

排卵は月に1回しかないので焦る気持ちもわかりますが、
妊娠反応が出る前に行なうこと(経過)の方が重要です。
それは妊娠しやすいカラダ作りです。

先ずは、冷え症体質の改善です。
鍼灸治療では経絡(ツボとツボを結ぶ線)の流れが悪い部分を良くし、気・血の流れを良くします。
個人差はありますが定期的(週1回)に受診することで体質改善は行われます。

鍼灸治療は本当に効果が出るのがわかります。
来院された時と帰る時は身体が緩み手足が温かくなってるので気持ち良く帰られます。
1時間前の自分とは違う自分がいるのです。繰り返し行うことで気、血の巡りが良くなり自律神経も整ってきます。

体調が良くなってくると考えも前向きになります。
考えが前向きになると行動が変わります。
行動が変わると色々な出会いがあります。
体質改善をすると身体だけでなく身の回りのことも好転してくるのです。

しかし、鍼灸治療だけに依存せずに自分で出来ることを頑張ってみることも大切です。
下記に挙げた5つも組み合わせると身体の変化を感じる時が来ますよ。

  • ストレッチをし、身体を柔らかくすること
  • 家でのお灸
  • 食事が間違えてないかチェックすること
  • 適度な運動(ウォーキング、ジョギングなど)をするよう心掛けること
  • 規則正しい生活をし睡眠を十分取ること

月経期、排卵期、着床期、黄体期と1回ずつ通うことをお勧めしています。
通院期間は3か月単位で見て下さい。
6か月、9か月と長くなればなるほど今までにない自分になります。
体質改善のお手伝いをさせて頂き、良い方向へ導きたいと思います。

医療機関における一般的な不妊治療

医療機関での不妊治療

「私って不妊症・・・」と思ったら、多くの方は医療機関の不妊治療を始めに受けます。

西洋医学における不妊治療にはいくつかの治療法があります。
基本的に自然妊娠による治療法などの身体に負担のかからない治療から行い、
妊娠に至らなかった場合に、より高度な不妊治療を
行うという流れがあります。

西洋医学における不妊治療
  • タイミング法
    基礎体温表から排卵日を予測して、性交渉を行う方法。
  • ホルモン療法
    排卵障害や黄体機能不全などの着床障害が起きている時に行う治療法。
    内分泌療法、ホルモン補充療法とも言われ、治療に排卵誘発剤(ホルモン剤)が使われる。
  • 人工授精
    人為的に精子を女性の体内に送り込んで妊娠を実現する治療法。
  • 体外受精
    受精を体の外で行って受精卵をつくり、受精卵を子宮内に移植する治療法。
  • 顕微授精
    体外受精の一種。顕微鏡で確認の下、受精を促すことから顕微授精を言われている。

日常生活の工夫で不妊体質を克服する

不妊体質の原因として、良く言われるのが冷え体質です。
身体が冷えていると生殖器官が冷えてしまい、
その結果、生殖機能が低下し、着床しにくくなります。

その他、ホルモン分泌の乱れも不妊の原因として挙げられますが、
ホルモン分泌の乱れとストレス、食生活の乱れには深い関係があります。

このように不妊体質を克服する方法として、
「ストレスをためない」と同時にストレスに強くなる栄養素を摂取し、
食生活や睡眠のバランスを整えることが大事
になります。

身体の冷えを悪化させないための服装や室内環境の工夫、
血流を改善する雄樽俎運動などを取り入れると良いでしょう。

不妊体質の予防と克服~食事偏

不妊体質の予防の食事

なぜ身体の冷えが起きるのでしょうか?
現代人は、昔よりも冷え体質が悪化していると言われていますが、原因の一つが食事になります。

それは一昔前と比べて、身体を冷やす食べ物を中心とした食生活に移行した点があげられます。

食べ物を大きくわけると、「身体を温める食品」、「身体を冷やす食品」の二つに分けられます。

  • 陽性食品(身体を温める食品)
    血行を促進し、体温を上げる効果がある
  • 陰性食品(身体を冷やす食品)
    熱の発生を抑制し、身体を冷やす効果がある

身体を温める食事のみを摂取すれば良いというものではありません。
何事もバランスが必要です。

しかし、普通に食事を採っていると、
現代人は知れないうちに身体を冷やす食事に偏った食生活を送ってしまうようになります。

そのため、意識して体を温める食事を積極的に摂取する必要があります。

『体を温める食事と冷やす食事』、および『理想的な食事のバランス』『日本型食事の献立例』をまとめてみました。

体を温める食事と冷やす食事

温める食事 冷やす食事
  • 山芋
  • にんじん
  • にんにく
  • ダイコン
  • 大豆
  • えんどう豆
  • ゴボウ
  • わかめ
  • 乾燥野菜
  • 玄米
  • きのこ
  • マンゴー
  • パイナップル
  • レタス
  • りんご
  • すいか
  • 白砂糖
  • 人工甘味料
  • ほうれん草
  • わらび
  • ぜんまい
  • たけのこ
  • 化学調味料

食事ピラミッド

不妊体質の予防と克服~ストレッチ偏

ストレッチ

不妊と深い関係のある基礎体温はほんのちょっとしたストレスにも敏感に反応します。

自分ではストレスを感じていなくても、知らずのうちにストレスがたまり、
知らないうちにホルモンバランスに悪い影響を与えていることもあります。

そこで、心身ともにリラックス効果のある有酸素運動をお勧めしております。

有酸素運動は、エアロビクス、サイクリング、ウォーキング、ジョギング、ストレッチ、ヨガ、水泳など、様々な方法が
がありますが、ここでは、誰でも簡単に始められるストレッチを紹介します。

全身の緊張をほぐす「指先呼吸法」

指先呼吸法

  1. 肩幅の広さに足をげ、手脇そえる。指先は少しそらす。
  2. 鼻から息を吸い込む。この時、手の先から息を吸い込むイメージを持つ。
  3. 一度、おなかで止める。
  4. 鼻から息を吐く。この時、足の指先から息を吐くイメージを持つ。
先生からのアドバイス

呼吸のイメージを指先に伝えるだけで、身体全が温まってくるのを感じはず。全身に気を巡らせよう!

イライラを退治する 「こんにゃく温湿布」

こんにゃく温湿布

  1. こんにゃくを丸ごとレンジで温めるかゆでる。自分好みの熱さになったら、取り出す。
  2. フェイスタオルに包んで、20分ほど腹部に当てる(肩、背中、腰なども可)。
  3. こんにゃくが手元にない場合はドライヤーでもOK。
  4. 熱さ、風量を調節して時計回りに36回風を当てる。
先生からのアドバイス

お腹が冷えている女性はとても多いです。お腹を温めるだけで驚くほど楽になりますよ。

テレビを見ながらできる 「前屈&開脚ストレッチ」

前屈&開脚ストレッチ

  1. 足を伸ばし、フェイスタオルを足の先に引っ掛けて前屈をする。
    慣れてきたらタオルを外して、足の指先に手がつくまで曲げる(前屈ストレッチ)。
  2. 両愛を広げる。この時、内ももにあう内転筋を軽く叩く。
  3. 左足の指先に向かって、前屈をする。同じように右側も行う。
  4. 正面に向かって、前屈をする。
    理想は両肘が床につくまで曲げること(開脚ストレッチ)。
先生からのアドバイス

ストレッチは、好きなだけやるようにしましょう。楽しくやれば、リラックス効果も高まります。内転筋を和らげるとバランスが良くなりますよ。

鍼灸治療で不妊体質が改善される理由

妊娠するには、健康な卵子の形成と排卵、卵管での精子との受精、環境が整った子宮内膜への着床など、いくつかの条件が必要になります。

はり灸治療では下記の作用があります

  • 血流循環を良くする作用
  • 気の流れを良くする作用
  • 自律神経のバランスを整える作用
  • 免疫力を高め自然治癒力を高める作用
  • 体質改善作用

はり灸治療を定期的に行うことで上記の作用があります。
妊娠しにくい方の特徴に冷え、身体が硬いとったことが挙げられます。
身体の「気の流れ、血液の流れ、水分代謝の流れ」を整えることで、妊娠しやすい体質に改善されていきます。月経周期が乱れてた方がほぼ28日に安定するなどの変化が見られ、質の高い卵子と厚い子宮内膜が形成されるようになります。
その他に自律神経のバランスを整え、リラックス効果もありますので通院して苦痛という感じより、体質が変化してくると通院が楽しくなります。
ホームプログラムとしての安全なお灸の仕方、ストレッチも教えていますのでご自宅で行って下さいね。
鍼灸治療は、体のバランスを整えていきます。バランスが整うと
生理痛、生理不順、卵の質の改善、子宮内膜症、肩こり、冷え性、むくみ、不眠、便秘、慢性疲労、自律神経失調症などが同時に改善されていきます。
又、妊娠中も、つわりの軽減、流産のリスク軽減、腰痛予防、逆子の予防をしながら安産を迎えることを目指します。
体内の血流、気の流れを良くすることで筋肉の緊張を緩め、精神的にもリラックスすることが出来ます。 症状により一人一人にあったオーダーメード治療を行いますのでご安心下さい。

世界でのはり治療レポート

不妊治療の効果「針で」大幅改善

体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針治療を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。

49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は治療後1回目の体外受精で妊娠に成功したという。不妊治療の専門家が集まる学会で、針治療による効果を示すデータが発表されるのは珍しい。

報告された114人の治療実績は、1998年2月~2006年6月に、同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、治療は、週1~2回のペースで行われ、腹部や足などにある婦人科疾患に効果があるとされるツボを針で刺激した。

鍼治療が不妊女性の子宮動脈における血流障害を改善させれるかの評価

セッティング スウェーデンの不妊センター
対象者 不妊以外では健康な子宮動脈内血流障害の増悪10名の女性。体外受精胚移植治療準備の為の性腺刺激ホルモン類似化合物の投与を受けていた。
介入 鍼治療は同時に2箇所に施し、4本の鍼は脊髄に近い筋肉に施し低周波電気鍼で刺激した。他の4本の鍼はひふく筋に電機鍼で刺激した。治療は1回30分週2回で4週間行った。
結果 2例は脱落した。1例は薬物療法を始め、もう1例はホルモン治療に気変わりした。 治療直後と最後の治療の10~14日後の両方で改善した。
鍼治療をした不妊女性の子宮動脈の血流障害を改善することができた。

補助的生殖機能における妊娠率に対する鍼治療の影響の評価

セッティング ドイツの受精センター
対象者 体外受精によって良質な胚が得られた健康な女性160人
介入 80人の患者に対して、鍼治療を胚の移植の25分前に行った。残りの80人には鍼治療を行わなかった。
結果 妊娠率は鍼治療を行ったグループは80人中34人(42.5パーセント)妊娠、鍼治療を行わなかったグループは80人中21人(26.3パーセント)妊娠と確認された。
鍼治療は補助的生殖治療後の妊娠率の改善に有用な方法のようである。

鍼治療を加える事で体外受精の成功率は通常の方法より高まる。

失敗しない鍼灸院の選び方

鍼灸院を選ぶ方法

どの鍼灸院でも不妊症の治療が行えると思っていませんか?

西洋医学の病院には数多くの専門の先生がいますが、
全ての治療を行えるわけではなく、専門分野の治療がメインになります。

鍼灸院は病院と違い幅広く行いますが、その中でも得意分野と不得意分野があります。

例えば、不妊を得意としていても、
自律神経などの疾患を苦手としている鍼灸院があればその反対もあります。

スポーツ鍼灸や美容鍼灸のみを行っている鍼灸院もあります。

総合的な治療を行える鍼灸院もありますが、
色々と知識はありますが、不妊に関しての専門的な知識に欠けていて、
満足のいく結果が出ないこともあります。

多くの鍼灸院は運動器疾患(痛み、しびれなどの症状)を治療していますが不妊治療に詳しく行ってる鍼灸院はあまりありません。
又、不妊とHPでは書いてあり治療費が高く設定されてるところもあります。
通院回数(週1回と考えて下さい)×治療費=月の予算を組んでから慎重に選んで下さいね。

不妊治療で鍼灸院を選ぶ時は、
不妊に詳しいか、あるいは不妊専門の鍼灸院をお選びすることが望ましいと言えます。
先生の実績や先生との相性も重要です。

OLさんの場合帰社時間を考えて自宅の近くに通うか、会社の近くに通うかになります。
受付時間が19時ころまでやっててくれる所を探すと良いです。
専業主婦、パートの方は自宅の近くでも少し離れていても通えます。片道1時間以上かけて通院することも可能です。当院では関東圏(神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)から1時間~2時間かけて来院されています。
お子様がいる場合は遠くの鍼灸院には通いにくいですね。どなたか預かってくれる方がいればいいですがいない場合は近くの鍼灸院で午前中通院できる所を探して下さい。

当院における不妊鍼灸の治療方針

鍼灸治療には、全身の血液の流れを改善する効果があります。
冷え症の改善や自律神経の活性化を図ることができ、ホルモンバランスを安定化させる働きがあります。

鍼灸治療は、一律的な治療法で行う西洋医学と異なり、
一人一人の体質に合わせたオーダーメイドによる処方を行います。
そのため、治療方法は、各人違ってくるわけです。

当院では、6ヵ月以上通院された方の妊娠確率は約60%ととても高い確率を誇っております。

中には、「1回の治療で妊娠できた」方もいます。

もちろん、悪い生活習慣の期間が長いほど、
体質を変えるために時間がかかりますが、
継続して鍼灸治療を行うことで、間違いなく体質は良い方向へと進んでいきます。

その他、当院では、長年の不妊治療の経験から患者さんに最も適した食生活や運動法などの生活習慣に関するアドバイスも行っております。

これまでの長い不妊治療を得て、「子宝に恵まれた」「元気な赤ちゃんを授かりました」などたくさんのお便りを頂き、本当に嬉しく思います。

当院は、不妊で悩まれている方は都内だけでなく、
他県(関東圏内)からも数多くの患者さんが通院されています。

長い間不妊症に悩まれている方は、一度鍼灸治療をお試し頂ければ幸いです。

当院の特徴

不妊治療の特長

鍼灸院で使用する鍼の本数、長さ、太さ、使い捨てかなど気になると思いますのでご説明します。

当院で使用する鍼は1回ずつの使い捨てを使用していますので感染の心配はございません。
太さは0.12ミリ~0.2ミリ 長さは2ミリ、15ミリ、40ミリの鍼を使用していますのでイメージしてる程の太く、長い鍼は使用していないのでご安心ください。

他院では痛み、不快感、硬い部位に鍼を刺しますが、
当院ではその日の症状に合わせて使用するツボを決めて少ない鍼の本数で治療します。

治療の流れは
問診をし今の状態、お悩みなどをお聞きします。
脈診を行い使用するツボを決めます。
ツボを選び鍼を刺入します。ここがポイントになります。
治療前に比べて治療後劇的に変化しますので「え~!」と驚かれる方が多いです。
鍼灸治療で出来ることは冷えの改善、自律神経のバランスを取ることで妊娠しやすいカラダを作ることです。
こうすることで以下のような声を聞きます。

  • 体温が低く35℃代だったのに36℃代をキープするようになりました。
  • 低温、高温にバラつきがあったのが鍼を始めて2相になり安定してきました。
  • 身体の冷えを感じなくなり温かさを感じるようになりました。
  • 経血の色が赤黒かった方がサラサラで赤くなり変わってきました。
  • 生理周期が不安定だったのに3周期連続して28~29日周期で安定してます。

など他にも色々な変化した方の声があります。
妊娠する前に病院に行き薬物療法をする方が多いですがその前に鍼灸治療で妊娠しやすいカラダ作りをしてから妊活することをお勧めします。

又、鍼灸治療だけに頼らず自分でも努力して下さいね。
これについては来院してから話し合い方針を方針を決めて行きましょう。

体質が変わると考えが変わり前向きになります。考えが前向きになると行動が変わります。
鍼灸治療って奥深いですよ。



症状別Q&A