鍼灸で流産になるという都市伝説は本当?

「妊娠中にツボを刺激すると流産になる」という都市伝説とも
言えそうな噂を聞かれたことがある方もいるかと思います。

当院でも、「妊娠中に鍼灸治療を行うのは大丈夫ですか?」
という質問を時々、頂くことがあります。

確かに、ツボの中には、子宮の働きに影響を与えるツボが
存在することは事実です。

きっとこのツボが起因となって、都市伝説のような
噂が流れているというのが大きな理由の一つとして言われています。

そのツボは三陰交と呼ばれるツボです。

三陰交は子宮の循環を良くするツボです。
お腹の中の赤ちゃんには悪影響を及ぼすことはありません。

鍼灸と流産は無関係という証明

中国においては、人口増加のため、一人っ子政策を
行い、二人目以上ができたときには強制的に堕胎させる
ことが日常的に起きていると聞きます。

中国で2人の医師が300人の流産希望の患者さんに三陰交に鍼をしたところ
流れた患者さんは0人だった
ことが、ある講習会で発表がありました。
事実とネットの噂は気を付けて下さいね。

鍼灸は生殖機能を高め、安定化する力がある

通常、日本における流産の可能性は、十数パーセントあり、
基本的に年齢が上がるほど、流産の確率が高まります。

そして、不妊克服が目的で来院される患者さんは、平均
出産年齢よりも上の年代となります。

妊娠できたにも関わらず流産した理由は、着床した受精卵が
育たなかったのが原因です。なぜ育たなかったかは分析されてませんが
染色体異常が半分近くを占めています。

この受精卵をつくる力とは生殖器官の機能がしっかり
働いているかにかかっています。

鍼灸治療は、生殖器官の免疫力を高め、若返らせると同時に生殖
機能を正常な状態に戻す効果
があります。

こういった背景を踏まえると、鍼灸治療は流産の原因というよりも
むしろ、流産の可能性を低くする効果があるのではというのが
現実的な回答になるのではないかと思われます。

※流産の原因の多くは、染色体の異常によるものです。
この染色体の異常が生じたときには鍼灸を行っても流産を
防止することはほぼ不可能です。



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