冷え体質に鍼は有効 – 不妊治療のすずらん鍼灸院Q&A

冷えや低体温に鍼灸は本当に有効なの?

Q 不妊治療で病院に通っています。冷えと低体温がひどく、基礎体温もなかなか安定しないので、体質改善のために鍼灸に通うかどうか迷っています。病院で不妊治療を受けても体質が改善されないので、鍼で体質が本当に改善するか心配です。なぜ冷えが不妊に悪い影響を与えるかもよくわかっておりません。

 女性の平均体温は、一昔前は36,4~36,6度でしたが、年々、平均体温が下がってきていて、35度代の方も時々見かけます。一昔前と比べると平均体温が1度下がっていると主張する専門家もいます。体温が1度低くなると、免疫力は30%、代謝は12%下がると言われています。

体温が下がると病気になりやすくなるだけでなく、腰痛、肩こり、生理痛、基礎体温の乱れなど様々な身体の異常を生じやすくなります。さらに、栄養や新鮮な酸素を運ぶ血液の働きが衰えると同時に、体の老廃物を体外に排出する機能も弱まっていきます。

冷えや低体温は、生殖器官の働きを低下させる

血液は身体の隅々まで循環しています。一部に冷えがあると血液の循環が悪くなり、他にも影響する場合があります。冷えや低体温は、生殖器官の働きを低下させることもあります。

特に生殖器官のあるお腹周りの冷えがひどい場合には、注意が必要です。このお腹周りの働きが弱いと赤ちゃんを育むための必要な栄養素や酸素が回りづらくなるからです。

鍼は免疫を高め、崩れた体のバランスを整える効果が期待できる

病院における不妊治療は、西洋医学に基づいた治療を行います。西洋医学のベースには、『病気が現れてから治療を行う』という考えがあります。これに対し、東洋医学は、病気が現れる前に治療を行うという考えがあります。鍼灸効果では下記の3点が挙げられます。

免疫力を高めて病気になりにくい体を作ること。

体の働きを正常な状態に戻すこと。

自律神経や体のバランスを整えること。

この3点の効果で、原因不明の疾患の治療をすることが出来ます。

東洋医学には『未病』という概念がありますが、未病とは、『今、病気が現れていないけど、将来、病気になる可能性が高い』体の状態を言います。未病は西洋医学では検査では異常がなく、病気が現れていないので健康状態と診断されます。

一度の鍼灸で劇的に改善する患者さんもいる

鍼灸治療を行って早い方では、1回の治療で劇的に改善する方もいます。体のバランスが崩れた状態で長い年月を過ごした場合には、悪い体質の状態がずっと放置されていたことになります。この場合には治療に時間がかかることもがあります。

西洋医学では薬の力で一時的に体温を上げたり、ホルモンを人工的に働かせることは出来ますが、悪い体質が改善されることはないです。東洋医学は 低下した体質を改善し、免疫を正常な状態に戻すことを治療の目的としています。

鍼灸治療は、体に異常が生じている根本の原因を取り除いていく治療を行います。そのため、西洋医学とは異なる治療法であり、西洋医学で治らないからこそ、鍼灸治療が必要とされているのです。

治療以外に生活習慣の見直しも大事

鍼灸で体質が改善しても、悪い生活習慣が変わらない限り、効果は半減し、鍼灸治療を止めた後には再び悪い体に戻ってしまいます。当院では、鍼灸治療以外にも、不妊カウンセラーの観点から、食生活や日常生活における改善点も同時にアドバイスさせて頂いており、安心して治療を受けられる環境が出来上がっています。