子宮卵管造影 – 不妊治療のすずらん鍼灸院Q&A

子宮卵管造影検査はどのようなことをするのですか?

子宮卵管造影検査はどのようなことをするのですか?酷い痛みを感じたという人もいたと聞きます。これからこの検査を行う予定なのでとても心配に思っています。

子宮卵管造影とは、卵管の状態を調べる検査

 
女性は、生理周期1回につき、一度の排卵が行われます。
排卵の時には、排卵した卵子が卵管と呼ばれる通り道を通って子宮に向かうことになります。

もし排卵時に、卵管に異常が生じて子宮に卵子を運べないと、精子と出会うことができなくなり、受精そのものが行われなくなります。

このように卵管の異常は不妊の大きな原因になり、
子宮卵管造影検査は、卵管の異常を調べる検査法となります。

子宮卵管造影検査は、子宮頸管から造影剤と呼ばれる液体を
注入し、液体の広がりから子宮の膣の様子や子宮の形を確認
することになります。

子宮卵管造影検査は、不妊の初期に必ず行われる検査であり、
不妊6大検査の一つとして知られています。

子宮卵管造影で何が発見できるか?

子宮卵管造影検査では造影剤を子宮内へ注入して
造影剤の広がりの様子から「卵管周囲の状態」や「卵管から
子宮への通り具体」「造影剤が卵管の途中で詰まらないか」を
をテレビモニターやレントゲンで調べることができます。

もし、卵管に腫瘍やポリープ、奇形などができていると
卵子が子宮に行かず、卵管の途中で詰まってしまうことに
なります。

なお、子宮卵管造影検査は、排卵日から離れた日に行われるのが
望ましいとされています。時期としては、排卵終了後の数日以内に
行われることが多いです。

子宮卵管造影検査で発見できる卵管異常(疾患)には、
次のものが挙げられます。

【子宮卵管造影検査で発見できる疾患例】
■卵管周囲癒着
■卵管閉塞
■卵管留水腫
■粘膜下子宮筋腫
■子宮粘膜下筋腫
■子宮内膜ポリープ
■子宮奇形
■漿膜下筋腫

子宮卵管造影検査の治療の流れ

子宮卵管造影検査の一般的な治療ステップは次の通りです

【排卵前の確認を超音波検査で実施】

【膣内の消毒を実施、造影剤を入れるカテーテルを子宮内に挿入】

【エックス線で確認しながら造影剤を注入】

【撮影、その後消毒】

時間はそれほどかかることはなく、10~20分程
になります。

子宮卵管造影検査は、不妊治療の初期の段階で必ず
行われる検査になりますが、例外があります。

【子宮卵管造影検査を実施できない事例】
■過去に、子宮卵管造影検査を受けてアレルギーや発作が起きた方、
■クラミジア抗体が陽性

上記の場合に限り、子宮卵管造影検査を行わない場合があります。


(画像:荒木重雄 医学書院 不妊治療ガイダンス改定第2版)

子宮卵管造影検査の治療中の痛みについて

子宮卵管造影検査はとても痛いと先入観を持って来られる方が
多いようですが、個人差が大きいと思います。

痛みがまったくなかったと言われる方もいれば、とても痛かったと
いう方もおります。

もし、痛みが辛い場合には、痛みを我慢せずに先生にその旨を
伝えると良いです。

先生に事前に伝えておけば、次回以降は、痛み止めなどを使って
検査する事も可能です。

痛みの様子が先生にとって重要な情報源にもなり、
特定の疾患や不妊の原因を見出せることもあるそうです。

痛みが生じることをあまりネガティブに考えることなく、
よい面もあることをご理解くださればと思います。