1年以上、妊活を続けているご夫婦やカップルとって、「不妊」という言葉は、とても不安や心配な気持ちになりますよね。

不妊とは、妊娠可能な年齢を迎えた女性が正常な性交をくり返しても、妊娠することができないことです。
妊娠しない理由は、ご夫婦やカップルによってさまざまであり、なかには原因となる妊娠トラブルがいくつも重なっていることもあります。

そこで、今回は妊娠を妨げている20の原因のひとつ「高プロラクチン血症」について、ご説明します。

 

高プロラクチン血症とは?

高プロラクチン血症とは、授乳期間中でもないのに、「プロラクチン(PRL)」と呼ばれる乳汁分泌ホルモンの血中濃度が高値を示している状態のことです。

プロラクチン自体は、男女問わず、脳下垂体から分泌されているのですが、出産後の女性の場合、赤ちゃんに食事を与えるために、脳下垂体からプロラクチンが分泌され、乳腺の発達を促進し、乳汁の分泌が始まります。

けれど、妊娠や出産もしていないのに、プロラクチンの血中濃度が高い数値を示している場合、授乳期間中と同じような卵巣への抑制作用が働いてしまい、排卵・着床障害などをもたらす原因となります。

 

高プロラクチン血症の代表的な症状

高プロラクチン血症の主な原因として、

  • 脳の下垂体に腫瘍がある
  • 内分泌系の疾患
  • 薬剤による高プロラクチン血症
  • その他の要因

この4つが挙げられます。
しかし、残念なことに高プロラクチン血症の女性、大多数が「原因不明」となっており、よく分かっていません。

 

高プロラクチン血症の主な治療の方法

高プロラクチン血症でもっとも気を付けなければならないのが、脳の下垂体に腫瘍がある場合です。

プロラクチンを作る腫瘍が下垂体にできてしまうと、そこから大量のプロラクチンが産生されてしまうため、不妊の原因となります。主に20代~30代の女性に多く見られる病気であり、自覚症状として、乳汁が出る、頭痛、めまい、視野の狭窄などが起こります。腫瘍が大きい場合、手術で腫瘍を摘出する必要がありますが、腫瘍が小さい場合は薬物療法で治療を進めることができます。

 

まとめ

高プロラクチン血症は、血液検査やTRH検査などの検査方法を用いて、診断が行われます。

ただし、血中のプロラクチン濃度は、変動しやすいため、検査を受ける際は、医師の指示に従って行う必要があります。

 

すずらん鍼灸院では、不妊にお悩みの方からよく相談を頂いています。

なかなか不妊を改善できず、苦労されている方、不安や心配の気持ちでいっぱいの方は、ぜひ当院まで足をお運びください。

 

参考書籍:赤ちゃんが欲しい大百科 ビジュアル版

著者名 :木場公園クリニック院長 吉田淳