子宮奇形という言葉を聞いたこと、ありますか。
文字だけを見ると、とてつもなく恐ろしい病気なのではないかと不安な気持ちになる女性もたくさんいると思いますが、じつは一般女性の4人に1人が子宮の向きが逆方向になっている「子宮後屈」であり、なんと100人に5人ほどが「子宮奇形」の疑いがあると言われています。

 

子宮奇形とは?

男女ともに胎児期のごく早い時期 (6週~7週目)に、2本のミュラー管が作られます。
おなかの子が男の子へと成長する場合、ミュラー管は自然と退化してゆき、代わりにウォルフ管が発達を始めるのですが、女の子へと成長する場合、ミュラー管は輸卵管・子宮・膣などの“女性器のもと”として発達してゆきます。

ミュラー管は、左右に1つずつあり、形成の過程で1つに融合してゆくのですが、何かしらの原因によって融合がうまくいかなかったり、融合の途中で発達が止まってしまったりすると、子宮奇形となります。

 

子宮奇形の代表的な症状

子宮奇形は、他の子宮トラブルとは違い、症状が起こりにくく、自覚症状がほとんどありません。
そのため、他の理由で診察・検査を行ったときに偶然子宮奇形が発見されることも多く、たいへん驚かれる女性もたくさんいます。

 

子宮奇形の主な原因

子宮奇形とは、左右に1つずつあるミュラー管が胎児期のごく早い時期に1つに融合される際に、何かしらの原因によって、融合がうまくいかなかったり、融合の途中で発達が止まってしまったりすることで起こります。
ミュラー管の融合状態や発育が止まってしまった段階によって、重複子宮・双角子宮・中隔子宮・弓状子宮・単角子宮など子宮奇形の状態も変わります。

 

子宮奇形の主な治療方法

子宮奇形と診断された場合、

  • 重複子宮、双角子宮、中隔子宮、弓状子宮、単角子宮のうち、どれに当てはまるのか
  • 現在あらわれている症状の強さ
  • 手術治療の必要性

などによって、治療方法が変わってきます。

子宮奇形の治療は基本的に手術となります。しかし、子宮奇形であったとしても、正常な妊娠や出産ができるおとも多いため、必ずしも手術しなければならないというわけではありません。
ただし、子宮奇形の他に明らかな不妊症の原因が発見されない場合、流産や早産を繰り返す子宮奇形の場合、下腹部痛などの症状が子宮奇形と関係している場合などは、手術療法を提案される場合があります。

 

まとめ

私たち1人ひとりの外見や性格が異なるように、子宮のかたちも女性1人ひとり少しずつ違います。
『もしかしたら、子宮奇形が原因で不妊になっているのかも』とお考えの女性は、1度信頼できる婦人科医に診てもらうのがお勧めです。

すずらん鍼灸院では、不妊にお悩みのご夫婦やカップルよりたくさんの相談をいただいています。
なかなか不妊が改善できず、毎日不安な気持ちでいっぱいな方は、ぜひ当院まで足をお運びください。

 

参考書籍:赤ちゃんが欲しい大百科 ビジュアル版
著者名 :木場公園クリニック院長 吉田淳