排卵・卵巣には問題無いのに、なぜ妊娠しないのかと不安や心配のきもちでいっぱいのご夫婦やカップルも多いのではないでしょうか。
もしかしたら、その原因は「卵管」にあるのかもしれません。

そこで今回は、「卵管狭窄」と「卵管閉塞」2つの卵管トラブルについてご紹介します。

卵管狭窄と卵管閉塞とは?

卵管狭窄とは、卵管が狭くなっている状態のことです。

卵管閉塞とは、卵管が詰まっている状態のことです。
片側だけ完全に塞がってしまった状態を「片側卵管閉塞」、両方の卵管が完全に塞がっている状態を「絶対不妊 (両側卵管閉塞)」と言います。

 

卵管狭窄と卵管閉塞の代表的な症状

卵管狭窄と卵管閉塞の場合、自覚症状がほとんどありません。

 

卵管狭窄と卵管閉塞の主な原因

卵管狭窄の主な原因として、

  • 生まれつき卵管が狭い
  • クラミジアなどの感染症

などが考えられます。

一方、卵管閉塞の主な原因は、

  • クラミジアや淋病などの感染症
  • 骨盤内の炎症による卵管炎

骨盤腹膜炎、穿孔性虫垂炎、子宮内膜症、子宮外妊娠などが考えられます。

卵管に炎症がみられる場合、症状が悪化すると卵管の先端部分「卵管采」まで侵されてしまい、水や膿みが溜まる「卵管水腫」になるケースもある。

 

卵管狭窄と卵管閉塞の主な治療方法

卵管狭窄の原因が感染症の場合

狭窄部分の治療、抗菌剤による感染症の治療も必要となります。感染症は、しっかりと治療を行わないと、再発する恐れがありますので、医師の指示に従って治してゆきましょう。

卵管閉塞の場合

・片方の卵管が閉塞している状態
自然妊娠する可能性がありますが、タイミング法や人工授精などの治療をすることで、より妊娠する可能性を高めることができます。
・両側卵管閉塞の場合
自然妊娠が不可能に近いため、子宮鏡下選択的卵管通水術や子宮鏡下選択的卵管水術を行ったうえで、人工授精を行います。これらに治療を行っても妊娠に至ることができない場合、体外受精による妊娠を勧められます。

 

まとめ

妊娠を妨げてしまう卵管狭窄と卵管閉塞は、自覚症状がほとんどないため、気付くまでに時間がかかってしまうことがあります。けれど、どちらのトラブルも放置してしまうと、不妊どころか体調を崩してしまう恐れがありますので、1年以上、妊活をしているのに、なかなか妊娠できないご夫婦やカップルは、1度専門医に診てもらうことを強くお勧めします。

すずらん鍼灸院では、不妊にお悩みの方からよく相談を頂いています。
なかなか不妊を改善できず苦労されている方、不安や心配の気持ちでいっぱいの方は、ぜひ当院まで足をお運びください。

 

参考書籍:赤ちゃんが欲しい大百科 ビジュアル版
著者名 :木場公園クリニック院長 吉田淳