不妊症の原因(女性編)

不妊の原因について【女性編】

不妊症とは

結婚して子供が生まれる・・・。
これは、ごく自然なことで、特別なことではありません。
でも、近年、このごく自然なことが、自然でなくなってきています。

「子供がなかなか生まれない・・・」
と悩む人が大変増えてきたのですね。

不妊症に悩んでいる人は、夫婦カップルの10%にも及んでいます。
このように、2年間、夫婦生活を営んでも、子宝に恵まれない人たちのことを不妊症といいます。


不妊症の身体的な原因

不妊症は、何も女性の側だけに原因があるわけではありません。
男性側にも原因があるケースも多いです。

不妊症の原因は、女性の側に1/3、男性の側に1/3、
男女両方に原因がある場合は1/3と言われています。

不妊症の原因は、それぞれいくつかの原因が考えられます。
まずは、医学的な見地から、女性の不妊症の主な原因を紹介致します。

女性不妊の原因

要因 詳 細
排卵障害 自力で排卵を起こせなくなる症状。排卵障害の原因に「卵巣機能の低下」「高プロラクチン血症」「多嚢胞性卵巣」があります。
卵管障害 精子を運ぶ細い管(卵管)に腫れや炎症ができて、卵子と精子の出会いに障害を生じる症状。女性不妊の原因の30%を占めていると言われています。
子宮着床障害 卵子と精子が受精し、受精卵ができても、受精卵が子宮内に着床できない現象をいいます。

不妊症の分類

排卵障害

高プロラクチン血症

乳汁を分泌する作用のあるホルモンをプロラクチンと言い、
乳汁期間はプロラクチンの血中濃度が上がり、排卵を抑制したりします。
乳汁期間を過ぎてもプロラクチンが多く分泌されてることを言います。

多のう胞性卵巣症候群

卵巣周辺に多くののう胞が付着してます。
卵胞が大きくなるにしたがい、排卵しずらくなります。

脳下垂体

脳下垂体の機能が低下しているとホルモン分泌が低下し卵胞の成長に影響を与えて無排卵になります。

視床下部のストレスによる生理不順

視床下部の司令で排卵を誘発しますが、過度のストレスにより卵子がうまく育たないことがあります。
その為生理周期が乱れたりします。

着床障害
黄体機能不全 プロゲステロンというホルモンがあります。子宮内膜を妊娠しやすい状態にするホルモンです。黄体機能不全が原因で子宮内膜が厚くならず受精卵が着床しずらくなります。
子宮内膜症 子宮内にしかない粘膜が子宮外に発生し癒着すること言います。本来子宮内膜の剥離により月経がきますが、子宮外にあることから体外に排出されず発症部位に炎症、癒着を起こし着床を妨げます。
子宮奇形 子宮が胎児形成期にうまく作られなかった時起こります。子宮の変形により子宮内部が狭くなり受精卵が着床しにくくなります。
子宮筋腫 良性であれば妊娠できますが、本来あるべきものでないのにあるので支給に負担をかけたりする場合があります。これも大きさによりますが不妊の直接の原因でない場合もあります。
子宮内膜炎 大腸菌、淋病などの病原菌が子宮に入ってしまい子宮内膜に炎症が起こることを言います。受精卵の着床が妨げられるので不妊の原因と考えられています。
卵管障害
クラミジア感染症 クラミジア感染が卵管以外の所まで及び、卵管周囲まで炎症が広がり癒着します。卵管の運動が阻害され妊娠しずらくなります。
卵管癒着型 卵管に粘液栓ができてたり、卵管の通りが悪くなり起こります。
卵管閉鎖型 卵管が2本とも閉鎖してしまってる場合。

男性不妊の原因

不妊の原因について【男性編】

男性不妊について

ある研究調査で明らかになったことは、食生活の変化、
ストレス社会などの環境的な変化により、 男性の精子の数が
昔の男性と比べて明らかに減っているということです。

WHO(世界保健機関)の発表によれば、男性の精子の
運動率は、20年前と比較して、80%から50%にまで
低下しているという報告がなされました。

つまり、年々、男性の元気な精子をつくる能力が低下しているということになります。


男性不妊の原因

男性不妊の代表的な原因は、次のとおりです。

男性不妊の原因

要因 詳 細
精子の減少 精子の異常には、精子減少症、無精子症、精子死滅症、精子過剰症の4つがあります。
通過障害 精子の通り道である精管が疾病などにより炎症を生じ、狭くなり、精子が通りにくい状態をいいます。
性行障害 主に勃起障害をいいます。原因は、発育不全や外傷がありますが、近年、ストレスによる勃起障害が増えています。


  射精異常などの男性因子に関わる男性不妊
   (画像:荒木重雄 医学書院 不妊施術ガイダンス改定第2版)


造精機能障害

精子をつくる機能に障害ある状態。
精子の数や質に問題があり、 正常な精子がつくれない状態にあります。

性機能障害

いわゆる勃起不全(ED)のこと。この他に勃起は出来るが射精できない射精障害や、性交をしたがらない性交障害もこの部類に入ります。

副性器障害

クラミジアや淋菌により、性器に付随する前立腺や精巣などに異常が生じ、精子の運動率が低下している障害をいいます。

精路通過障害

精子の輸送経路に問題があり、精子がうまく運ばれなかったり、
射精された精液に精子が混じらない障害をいいます。

テレビや雑誌などで有名なのが勃起不全(ED)で、これは性器脳障害に分類されます。

しかし、実のところ、男性不妊の一番の原因となっているのは、
「性機能障害」でなく、「造精機能障害」です。

男性不妊の原因の9割が、精子をつくる機能に障害を
生じている「造精機能障害」にある
のです。



造精機能障害の施術法は、現時点では確立されてなく、
対処法もはっきりとした施術法がない状況にあります。

現在、不妊に悩む夫婦が増加している大きな原因に、このような
医学的背景があることも知っておかなくてはなりません。

不妊症と生活習慣の改善~女性編

不妊症と生活習慣の関係

不妊症の原因で、一番多いのは何でしょうか。

実は、『原因がわからない』というのが一番多いのです。

もし、原因がはっきりとわかれば、不妊施術がこれだけ流行るはずはないのです。

婦人科で不妊施術を行って、もちろん妊娠したという人もいますが、
全ての人が妊娠できたというわけではなく、妊娠できなかったという人もかなりいるのですね。

ただ、不妊症の大きな原因は、生活習慣と密接な関係があるとも、 言われています。

排卵障害や、勃起不全、夫婦生活の減少の背景には、生活習慣が
密接に関わっているのですね。

ですから、不妊施術に頼るだけではいけません。
生活習慣を見直す必要があります。

荒れた畑にどんなに栄養を与えても、よい野菜はとれません。

子宝も同じです。

赤ちゃんが身籠もりやすい身体をつくることがとても大切になるのです。

生活習慣に合わせた不妊症改善

ところで、不妊症を悪化させる生活習慣って・・・?
そう思う人もいるかと思います。

ここでは、難しい専門的な言葉は使わず、あえて身近な例で説明しますね。

冷え症

身体が冷えると、病気を起こりやすくなる・・。
これは、もうご存じの方も多いでしょうね。

冷え症の原因は、ホルモンバランスの乱れにより、自律神経が乱れ、
血液の流れが悪くことから生じます。

冷えは身体の免疫力を下げてしまうことは、医学的にはっきりしています。

つまり病気を起こしやすい身体の状態なので、赤ちゃんが宿るには、
不適切な体質にあるのですね。

冷え症の方にお勧めなのが、身体を温めることです。
身体を温めることで血行がよくなり、免疫力が高まります。

免疫力が高まれば、健康な身体を維持することができ、赤ちゃんが身籠もりやすくなるのですね。

睡眠

最近は、夜遅くまで働く人が増え、働いていなくても深夜まで
起きている人も多いと聞きます。

健康な身体の状態であれば、自然に眠くなるのですが、
深夜になってもなかなか眠れない人が大変増えています。

女性のホルモンバランスは、実は睡眠と深い関係があるのですね。

睡眠が不十分だと、ホルモンにも乱れを生じるため、不妊症の原因の一つとも言われています。
規則正しい睡眠を心掛けるようにしましょう。

ストレス

ストレスは、不眠症、自律神経失調症、冷え症の原因にもつながります。

ただ、ストレスを溜めないようにしましょうといっても
現代はストレス社会。どうしてもストレスは溜まってしまいます。

やはり、ストレスをためない工夫を努力して行う必要があります。

食養法

食事で必要な物
体を温める食べ物を取りましょう。色:赤、黒、黄色、橙色の食べ物を中心に摂取して下さい。

野菜

ニンジン、かぼちゃ、にんにく、よもぎ(もぐさの成分です)、レンコン、しょうが、にら、しそ

果物

栗、りんご、さくらんぼ、ぶどう、プルーン

魚介類、ひじき、わかめ、のり、こんぶは毎日どれかしら織り交ぜて食べるのが良いと思われます。
脂っこいもの、辛いもの、甘いものはなるべく避けたほうが良いと思います。
野菜もお湯を通して温野菜にする工夫をして食べて下さい。

不妊症と生活習慣の改善~男性編

妊娠力を高めるための心構え

専門医の検査で、不妊の原因がわかったとしても、
不妊を確実に克服する施術法は現時点では確立されていません。

病院による高度な不妊施術を行っても妊娠する確立は、
20%以下という数字もあるくらいです。

不妊を克服するには、もちろん専門医によるアドバイスを
頂くことも大事ですが、医師だけに頼ることなく、ご自分できることをしていく必要があります。

男性不妊を克服する

男性不妊についてでは、男性不妊の9割が「造精機能障害」 にあることを説明しました。
「造精機能障害」とは、精子の数が少なく、そして精子の運動率が低い状態のことを言います。

つまり、精子の数を増やし、精子の運動率を向上させることにより、
妊娠力を高めることができるのです。

では、ご自分でできる精子の数と運動率を高める方法はあるのでしょうか。
代表的な方法として、次のものが上げられます。

  • 精子の質によい影響を与える栄養素の摂取
  • 妊娠に悪影響を及ぼす生活習慣の見直し
  • 射精の回数を増やす
  • 下着の工夫
精子の質によい影響を与える栄養素の摂取

精子の製造を促す栄養素として亜鉛、セレン、ビタミンE、鉄、
そして最近ではビタミンQが上げられています。
特に有名なのが亜鉛で、亜鉛はセックスミネラルと呼ばれ、生殖機能の発達に不可欠と言われる成分です。これらを多く含んでいる食材、あるいはサプリで補給することで、 精子の数や運動率を高めていくことができます。

妊娠に悪影響を及ぼす生活習慣の見直し

生殖機能に悪影響を及ぼすものとして、
たばこ、アルコールの飲み過ぎ、過度のストレス、偏った食事などが上げられます。
また、運動不足も、男性機能が衰える原因の一つなので、 適度な運動をすることはとても大切です。
偏った生活習慣があれば、まずはそれを見直してみましょう。

射精の回数を増やす

妊娠と性交渉の回数には関係があるお話しましたが、
射精しないと古い精子が残り、新しい精子をつくるのが抑制されます。
また、射精をしないと前立腺が腫れることもあるので、性交渉の数を増やすように心掛けましょう。

下着の工夫

男性の睾丸は、体温よりも温度が低い状態が望ましいと言われています。
通気性の良い下着、ブリーフよりもトランクスを選ぶなどの工夫をしてみましょう。

不妊施術の前に

施術を受ける前に

不妊症の見極め

私ってもしかしたら不妊症?
もし、2年間頑張ったけど妊娠できていないということでたら、不妊症と言えます。

その場合は、専門医に診て頂くことをお勧めしています。

ただ、専門医に行く前に用意しておいた方がよいものがあります・
それが基礎体温表になります。


基礎体温表について

専門医で診てもらうとしても、何も情報がなければ、
ゼロから調べなければならなくなります。

より正確な診断を行うためには、今の健康状態がどのような
状態なのか、詳しくわかればわかるほど、より適切な施術ができるようになるのです。

そこで、必要になるのが、基礎体温表です。

すでに基礎体温表という言葉は、一度はお聞きしたことはあると思いますが、
実は、基礎体温表から、今の健康状態を詳しく知ることができるのです。

そして、基礎体温表は、どのような不妊体質であるかどうかを
見極めるための重要な指標になるのです。


但し、基礎体温表は、ある一定期間、チェックし続けていないと、健康状態を正しく知ることはできません。
基礎体温表は、少なくとも最低1ヶ月間はつけるようにしましょう。

専門医の不妊施術の種類

専門医で行われる代表的な不妊施術の種類

不妊施術ってどんなものがあるの?

そんな疑問をお持ちの女性も多いでしょう。
そこで、代表的な不妊施術について、次に上げてみました。

代表的な不妊施術

要因 詳 細
タイミング法

排卵日を予測して、妊娠しやすい時期に性交渉を行うことを目的とした施術法。最もポピュラーな不妊施術法。

ホルモン療法 排卵障害や黄体機能不全により着床障害が生じている場合に行なわれる施術法。内分泌療法、あるいはホルモン補充療法とも呼ばれ、排卵誘発剤(ホルモン剤)を用いての施術が中心。
人工授精 人為的に精子を子宮内に送り込むことにより、妊娠を実現する施術法。
体外受精(IVF) 本来、体内で行われる受精を体の外で行い、その後、受精卵を子宮内に移植する施術法。
顕微授精 体外受精の一種。卵子と精子を人為的に体外に取り出し、倒立顕微鏡操作下で受精をうながす施術法。

上記の中で、最も基礎的な施術法は、タイミング法です。

タイミング法は、精神的にも経済的に負担がとても少なく、
不妊施術として最初に行う代表的な施術方法です。

タイミング法で、妊娠できなかった場合には、
人工授精や体外受精、顕微授精を行うことになります。

不妊施術にかかる費用

不妊施術にかかる費用

不妊施術には保険が適用されるものと適用されないものがあります。
施術法の費用を以下に紹介します。
タイミング法

タイミング法は、保険が適応されます。
かかる費用も少額ですみ、経済的にも大きな負担はかかりません。

ホルモン療法

病院によっても費用はまちまち。数千円ですむ場合もあれば、 院外での検査が入ったり、他の検査が加わったりすると、 数万円かかることも。

人工授精

人工授精は高度生殖医療と呼ばれ、保険適応内。
費用は病院によってまちまちだが、2万円前後が平均。

体外受精

体外授精は高度生殖医療と呼ばれ、保険適応外。
費用は、平均して30万円程かかり、かなりの高額。
但し、同じ体外受精でも100万円以上かかるクリニックもあれば、 10万円台で住む大学病院もある。

顕微授精

体外受精と同じく高度生殖医療と呼ばれており、費用は体外受精よりも高い言われる施術法。
平均的な金額は30~50万円。


不妊施術に関する助成金

ここで、気をつけなければならないことは、高度生殖医療を
行ったからといって必ずしも妊娠するというわけではないことです。

高度生殖医療に該当するのは、体外受精、顕微授精ですが、
年々成功率は上がっているとはいえ、妊娠率はよくて
40%と言われています。

しかも、施術を継続して行った場合は、100万円以上かかることもあり、
途中で断念するケースも決して少なくありません。

始めに施術する前に、いくつかの病院やクリニックに尋ねて
費用や施術方針をあらかじめチェックしておくことをお勧めします。

不妊施術で失敗しない病院選び

産婦人科での不妊施術のデメリット

不妊施術を受けたいと思った時、様々な医療施設が あって迷うものです。

不妊施術において、とても大切になるのが「どの病院を選択するか」
になります。

最初に思いつくのは産婦人科ですが、産婦人科は必ずしも
不妊施術を得意としているわけではありません。

もちろん、産婦人科は、不妊施術、もしくは不妊検査を
行うことができます。

しかし、産婦人科は不妊施術だけでなく、出産、出産後のケア、
更年期障害、生理痛、子宮や卵巣、頻尿など、幅広い女性疾患
の施術を行っています。

このように、多くの疾患の施術を行っているため、不妊に対する
知識が深いところまで追及されていない
ことが意外と多いのです。

さらに大病院となると、患者さんがとても多く、一人当たりの 診察
時間がとても短い傾向にあります。


お勧めの不妊施術院とは

不妊の原因調査は、とても時間がかかるものです。

本来、一人一人、カウンセリングの時間をたっぷりとって検査しないと、
より精確な原因を特定できないものなのです。

具体的な原因を調べようとするほど、時間がかかるのは当然のことです。
大手病院では、待合室で長い時間待たされて、診察はあっという間に
終わるということは良くある話です。

施術と同時に妊娠しやすい身体づくりをしなければならないのですが
そういったアドバイスはあまりないとお聞きします。

そういった妊娠しやすい身体づくり、体質改善には しっかり時間を
とって施術を行ってくれる鍼灸院が良い
です。

大病院では投薬が出来る、手術が出来ると考えてください。

鍼灸院では鍼灸施術での体質改善を行うという風に割り切って
考えてみると良いと思います。

妊娠時期は今なので中途半端にならず計画的に行うと良いと思います。

大病院は質の低い先生がいることは確率的に少ないし、設備も
揃っていて、高度生殖医療(体外受精、顕微授精)となると、
費用も低めに抑えられるメリットもあります。

鍼灸院においても、0歳~お年寄りまで男女問わず痛みの施術が
メインで不妊とネット上で書いてありますが、あまり妊娠実績が
あまりなく総合的な施術を行っているところがあります。

この場合も、先ほどの産婦人科と同じパターンになります。

できる限り、不妊を専門、あるいは得意としている鍼灸院
をお選びいただくのが良いと思います。

大病院と地方専門医のメリット・デメリット

不妊専門医のメリット

不妊施術は、特に高度生殖医療の段階になると、大病院の方が
地方のクリニックよりも費用を低めに抑えられる傾向
にあります。

しかし、大病院は多くの患者さんを抱えているため、どうしても
一律的・機械的な診察になってしまいます。

ずいぶん待合室で待たされた後、施術はあっさり終わったということを
経験された女性も多いと思います。

先生が日によって変わることがあるので、 きちんと診察状況を引き
継ぎされているかも課題になります。

では、地方の専門医はどうなのかなと思われる女性も
きっといると思います。

そこで地元の不妊専門医を選ぶメリットを次に紹介しました。

【不妊専門医のメリット】
◆不妊施術に長けているので、施術のポイントを具体的に理解している
◆妊婦や他の疾患で来られている患者さんに気を遣わなくてすむ
◆一対一のコミュニケーション、相談がとりやすい
◆時間をかけて施術を行う傾向にある
◆施術の流れが速く、数回の施術で妊娠できることがある

自分に合う病院を選ぶ方法

しかし、地方の専門医は、しっかりしていない病院もあるのでは
という不安もあると思います。

たしかにごく一部、不親切な専門医が存在するのも事実です。
先生の腕に問題がなくても、性格的(相性)に合わない先生もいます。

相性が合わないと施術に行くたびに憂鬱になり、かえってマイナス
効果となります。

このようなトラブルを事前に避けるためには、以下のことを
調べるとよ良いでしょう。

【不妊専門医に行く前に調べておきたいこと】
◆ホームページを見て、妊娠実績があるか確認する
◆ネット上の口コミを調べる
◆近所の生の声を調べる
◆施術の前に受付に直接電話をし、対応がよいかを調査する

もちろん、上記の指標はあくまで参考にすぎません。

例えば、ホームページなどの妊娠成功率も、鵜呑みにはできない
部分があります。

例えば、高齢世代の不妊施術を中心に行っている場合は、
どうしても成功確率は下がります。

反対に若い世代を中心に施術を行っている場合は、妊娠確率は
あがります。

近所の実際の口コミも、「きつく言う先生の方が信頼できていい」
と言う人もいれば、きつく言われることに耐えられない人もいます。

やはり、自分に合った先生を選ぶ方が良いに決まっています。

ネットや口コミ以外にも、直接、複数の専門医の様子を見に行ったり、
電話で専門医に質問してみたりすることで、現場の様子・雰囲気が
理解できるようになります。

迷っている場合は、一度は実践されることをお勧めしています。

東洋医学における不妊施術

東洋医学における不妊施術について

西洋医学における不妊施術は、近年、研究が盛んに なりましたが、
東洋医学では、古来より、不妊施術の研究が続けられており、
西洋医学よりもはるかに長い 歴史をもっています。

東洋医学では、不妊症を「絶子」や「不孕(ふよう)」 「不子」「無子」「絶不産」など、
いくつかの呼び名で 呼ばれることがあります。

中医学書によれば、不妊の原因は、「お血が子宮内にあって出ないことによる」、
あるいは「腎気が不足して摂精できない状態」と記されています。

そして、不妊の原因をもう少し細かく分類すれば、「血虚」「気虚」「気滞」「寒滞」
の4つのタイプに分けることができます。

鍼灸施術は、これらの身体の状態を治すというよりも
妊娠に適した本来の身体を取り戻し、妊娠力を高める
ことに施術の趣旨があります。


「血虚」「気虚」「気滞」「寒滞」とは

ところで、先ほど紹介した、「血虚」「気虚」 「気滞」「寒滞」とは、
どのような状態なのでしょうか。

不妊でお悩みの女性は、これらのどれか一つに当てはまる方もいれば、
複数の原因に当てはまる方もいます。

これらのうち一つでも異常を生じている場合は、身体全体のバランスが
崩している状態と言えます。

そこで、これらの4つのタイプの状態を、以下に簡単にまとめてみました。

「血虚(けっきょ)」

血虚とは、血が不足している状態で、貧血と呼ばれる症状が含まれますが、
貧血の他、「血液中の酸素や栄養素を運ぶ力の低下」「身体の老廃物を
排出する力の低下」も含まれています。

血虚になると、血液中に不順物質が溜まり(お血)、老廃物が体外に排出
されにくくなると同時に血液中に十分な酸素や栄養素がまわらなくなります。

子宮や卵巣の機能低下を生じやすくなります。

「気虚(ききょ)」

「だるくてやる気がおきない」「疲れやすい」など、
西洋医学における不定愁訴のような症状です。

西洋医学では、この症状を病気と判定していません。
そのため、このような症状に対しての施術がとても
困難なのですが、東洋医学では、この症状を
明らかに身体の異常と位置づけています。

気虚になると、身体の免疫力が低下している状態で、病気になりやすい
身体の状態と言えます。

子宮や卵巣に異常を生じる原因といって良いでしょう。
「気力」「気持ち」などに「気」という単語がありますが、
これに近いものと言えます。

「気滞(きたい)」

気虚(ききょ)は、気の不足であることに対し、気滞は、気が
滞っている状態を示します。

原因はストレスがほとんどで、ホルモン分泌に異常を生じ、
基礎体温を乱す原因とされています。
又、神経質、取越苦労性の方に多い傾向にあります。

西洋医学でいえば、自律神経失調症に近く、「肝」の機能と
深い関係にあります。

生理前や排卵前に異常が現れやすく、基礎体温が
乱れる原因です。

「寒滞(かんたい)」

文字通り、冷たいものが身体に滞っているという意味があり、
身体が冷えている状態を言います。

その名のとおり、寒滞とは冷え性の状態です。
身体が冷えていると、気も血の巡りも悪くなり、
寒滯の原因にもなります。

西洋医学では、冷え性は病気に分類されないですが、
不妊症の原因とも言われます。

東洋医学では、冷え性は明らかに身体の異常と定義し、
あらゆる「万病の元」とされています。

東洋医学と西洋医学の違い

東洋医学・西洋医学における身体を構成する要素

東洋医学においては、「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」という概念があります。

五臓とは、肝、心、脾、肺、腎を示し、六腑とは、胆、小腸、胃、
大腸、膀胱、三焦を示します。

『臓』とは、西洋医学で言われる肺や臓器とはまったく異なります。

西洋医学では、肺や臓器は、身体を構成する一つの器官とされていますが、
東洋医学でいう『臓』とは、人間の生命エネルギーを維持する機能、
つまり、「気、血、水をつくり、備蓄する役割」を担っています。

腑は、体内に入った食べ物を栄養分と不要物質に分ける 「消化と吸収の
役割」を担っています。

西洋医学では、身体の構成要素を『器官』で表わしているのに対し、
東洋医学は、身体の構成要素を『役割・機能』で表わしているのが
大きな特徴です。


東洋医学と西洋医学における不妊施術の概念

西洋医学では、病気の原因を身体の特定の器官に絞ります。

これに対し、東洋医学は、身体全体のバランスの乱れ、つまり、
「五臓六腑」のバランスが崩れた状態を病気と定義
しています。

不妊は東洋医学ではどのように定義されて いるのでしょうか。

現在、これだけ、西洋医学が発達しているにも関わらず、
不妊症の患者様が大変増えています。

不妊症に悩む世代は高齢の世代だけでなく、20代にも増えているのです。

西洋医学では、不妊症の主な原因は、ホルモンの乱れであり、
ホルモンが乱れる原因は、「子宮」や「生殖器」の冷え、ストレスに
よる自律神経の乱れなどが言われています。

東洋医学では、先ほど解説した、五臓六腑の乱れが原因とされておりますが、
特に不妊に関係する機能が、「肝」「腎」「脾」になります。

不妊症は、このうちのいずれかの機能に異常が生じているとされています。

「肝腎要(かんじんかなめ)」という単語を耳にしますが、この「肝」と「腎」が、
西洋医学で言われる生殖作用と深い関係があります。

そして、「脾」は「気」や「血」をつくり、全身に気や血を運ぶ大切な役割を
担っています。

女性の生理や妊娠は、五臓の中でこの「脾」「肝」「腎」の3つの機能が
深く関わっているのです。

東洋医学における不妊施術は、この「肝」「腎」「脾」の機能を正常な
状態にする
施術を中心に行ってまいります。

不妊施術で効果のあるツボ

不妊に効果のあるツボとは

鍼灸による不妊施術はで、「気」「血」「水」のバランス、つまり身体の
バランスを整える施術を行います。

人間が健康体を維持している状態とは、この3要素、 「気」「血」「水」が
滞りなく流れている状態を言います。

「気」「血」「水」が滞った状態を病気として捉え、この中に
酸素や栄養素の循環やホルモン分泌も含まれているのです。

ここで、「気」「血」「水」を整えるツボ(経穴)の中で、不妊に
効果のある代表的なツボとその働きについて、以下に、
紹介致します。

【不妊施術に使われるツボ】
■関元(かんげん)
お腹にあるツボ。生理痛、生理不順、婦人科系疾患に効果的と言われます。

■気海(きかい)
精力の集まる「気の海」とも呼ばれています。
精力を高める効果があります。

■三陰交(さんいんこう)
女性のツボとも呼ばれています。
血の調整機能があり、生殖器官を健康に保つために
重要な役割を持っています。

■ 腎兪(じんゆ)
生命活動と深い関わりをもつツボと言われています。
排卵障害、黄体機能不全に効果があるとされています。

■ 女子胞(じょしほう)
子宮、胞宮とも呼ばれるツボです。
西洋医学における 子宮と同じ役割ですが、東洋医学では、
子宮の役割 に加え、生殖機能全般を示しています。

■ 血海(けっかい)
脚の内側に位置するツボ。 「血の道症」と呼ばれる婦人科系疾患の
改善に効果があります。

■ 天枢(てんすう)
へその両側にあるツボ。 虚弱体質が原因による不妊の改善に効果が
あるといわれています。
生殖器官を含めたお腹全体の 機能を整えます。

■ 命門(めいもん)
おへその裏側に位置する、「生命力の火」とも言われるツボ。
更年期症状や頻尿などの女性疾患の施術に用いられますが、
男性不妊の改善にも多く使われます。

これらのツボに対し、鍼や灸を用いて刺激することにより、
「気」「血」「水」の滞りか改善され、妊娠に適した身体の
状態が作れるようになります。

鍼灸施術で妊娠力アップ

東洋医学における不妊症の位置づけ

中国の古代医学書では、不妊症は、「絶子」あるいは「不孕」と記述されています。

そして医学書には、「不妊症の原因は、瘀血(おけつ)によるもの」と書かれており、
いわゆるこれは血行不良のことです。

この血行の乱れにより、女性特有の疾病を生じるということが書かれているのですね。

近年、西洋医学が発達し、不妊症の原因はどうも自律神経やホルモン
バランスの乱れが関係するのではということが、解明されました。

これを見るに、東洋医学では、数千年以上も前から、不妊症の原因を
突き詰めていたことになるのです。

ただ、西洋医学の見解とは大きく違う部分があります。

元より、東洋医学には、ホルモンバランスや自律神経の乱れという考えは存在しません。
全ての疾病は、内臓諸器官のバランスの乱れにより、生じるものと考えます。

従って、臓器の乱れを整えることによって、血行を改善し、
不妊症を施術するというのが東洋医学の基本的なの考えなのですね。

不妊症とはり灸施術

妊娠するには、健康な卵子の形成と排卵、卵管での精子との受精、環境が整った子宮内膜への着床など、いくつかの条件が必要になります。

はり灸施術では下記の作用があります

  • 血流循環を良くする作用
  • 気の流れを良くする作用
  • 自律神経のバランスを整える作用
  • 免疫力を高め自然治癒力を高める作用
  • 体質改善作用

はり灸施術を定期的に行うことで上記の作用があります。
身体の「気の流れ、血液の流れ、水分代謝の流れ」を整えることで、妊娠しやすい体質に改善されていきます。月経周期がほぼ28日に安定するなどの変化が見られ、質の高い卵子と子宮内膜が形成されるようになります。
はり灸には自律神経のバランスを整え、リラックス効果もあります。
ホームプログラムとしての安全なお灸の仕方も紹介いたします。

気の種類は大きく4つに分かれます
  • 心拍、呼吸を促進する宗気
  • 全身を栄養する働きの営気
  • 体を防御する衛気
  • 生命活動の原動力になる元気

気の付く言葉で元気、気力、体力、気持ち、病気など・・があります。
気には精神的要素の強い意味合いも込められて付けられてるようです。
気は目に見えるものではありませんが、体内を血流同様に頭~足まで駆け巡ってます。

気の作用は下記の3つの作用があります
  • 臓腑、組織の新陳代謝を活性化し全身を栄養する働き
  • 体熱を産生、保持する働き
  • 疾病の原因から生体を守る働き

はり灸施術では正確なツボを刺激し全身の気、血液の流れを調整することが出来ます。

はり灸の不妊症への作用は下記の作用があります
  • 臓腑で生成された気、血液を全身に運び、全身を栄養したり、機能調節したりする作用
  • 病変部位に伝導し、施術効果を出す作用

はり灸施術は、体のバランスを整えていきます。
} 生理痛、生理不順、子宮内膜症、肩こり、冷え性、むくみ、不眠、便秘、慢性疲労、自律神経失調症などが同時に改善されていきます。妊娠中も、つわりの軽減、流産のリスク軽減、腰痛予防、逆子の予防をしながら安産を迎えることを目指します。

体内の血流、気の流れを良くすることで筋肉の緊張を緩め、精神的にもリラックスすることが出来ます。 症状により一人一人にあったオーダーメード施術を行いますのでご安心下さい。

世界でのはり施術レポート

不妊施術の効果「針で」大幅改善

体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針施術を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。

49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は施術後1回目の体外受精で妊娠に成功したという。不妊施術の専門家が集まる学会で、針施術による効果を示すデータが発表されるのは珍しい。

報告された114人の施術実績は、1998年2月~2006年6月に、同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、施術は、週1~2回のペースで行われ、腹部や足などにある婦人科疾患に効果があるとされるツボを針で刺激した。

鍼施術が不妊女性の子宮動脈における血流障害を改善させれるかの評価

セッティング スウェーデンの不妊センター
対象者 不妊以外では健康な子宮動脈内血流障害の増悪10名の女性。体外受精胚移植施術準備の為の性腺刺激ホルモン類似化合物の投与を受けていた。
介入 鍼施術は同時に2箇所に施し、4本の鍼は脊髄に近い筋肉に施し低周波電気鍼で刺激した。他の4本の鍼はひふく筋に電機鍼で刺激した。施術は1回30分週2回で4週間行った。
結果 2例は脱落した。1例は薬物療法を始め、もう1例はホルモン施術に気変わりした。 施術直後と最後の施術の10~14日後の両方で改善した。
鍼施術をした不妊女性の子宮動脈の血流障害を改善することができた。

補助的生殖機能における妊娠率に対する鍼施術の影響の評価

セッティング ドイツの受精センター
対象者 体外受精によって良質な胚が得られた健康な女性160人
介入 80人の患者に対して、鍼施術を胚の移植の25分前に行った。残りの80人には鍼施術を行わなかった。
結果 妊娠率は鍼施術を行ったグループは80人中34人(42.5パーセント)妊娠、鍼施術を行わなかったグループは80人中21人(26.3パーセント)妊娠と確認された。
鍼施術は補助的生殖施術後の妊娠率の改善に有用な方法のようである。

鍼施術を加える事で体外受精の成功率は通常の方法より高まる。

鍼灸施術で妊娠力を改善

病院で行う不妊施術は、西洋医学に分類されます。
西洋医学を簡単に言うと、科学の力によって施術する方法です。

これに対し、東洋医学は、あくまで施術する先生の五感を使い、 感覚・感触・経験により施術する方法です。

特に、東洋医学の代表的な物理療法の一つである鍼灸施術は、一人一人の身体の状態にあった処方箋を行い、各人の自然治癒力を最大限に高めることを目的とします。

局部の施術を得意とする西洋医学に対し、鍼灸施術は、全身の
気、血液の流れを見ながら、身体全体を施術して行きます。

また、鍼灸施術には、全身の血液の流れを改善する効果があり、
冷え症の改善、自律神経の活性化、ホルモンバランスを正常に戻すことにも繋がります。

つまり、不妊症の原因となっている冷え症、自律神経やホルモンバランスの
乱れを根本的に施術することが出来るのです。

正常な身体に戻れば、ストレスにも強くなり、生活習慣もごく自然な形で整ってくるでしょう。

婦人科でいくら不妊施術を行っても、不妊症を改善できない人は、一度、
鍼灸施術にトライするのも一つの選択肢でしょう。


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