症状別Q&A

基礎体温でのお悩みQ&A

Q. 低温期がとても長いのですが、無事、妊娠できるでしょうか?

低温期が長い基礎体温の波形パターンについて解説します。

低温期が長い基礎体温表


理想とされる基礎体温グラフであれば、低温期の日数は約2週間(14日)といわれています。
そして、高温期の14日を含めて生理周期は、1サイクル28日とされています。

低温期、高温期の期間は、どの状態で異常であるかというと、
個人差があり、ばらつきもあります。

一概には言いにくいのですが、低温期が多少長くても、安定した高温期が
2週間続けば大きな問題はありません。

あるいは、高温期が10日以上あれば、問題ないとも言われます。
ただ、10日は、やはり、ぎりぎりのラインなので、今後のことを考えると
注意を払う必要があると思います。

また、以下のような症状の場合は、早めに専門医に診てもらう必要があります。

  • 生理周期が39日を越える(頻発月経)
  • 低温期が21日以上と長すぎる。
  • 高温期が9日以下である
  • 高温期がない
  • 高温期と低温期の平均温度差が0.3度未満

一般的に上記パターンの場合は、身体の冷えなどが原因で、
子宮や卵巣の生殖機能が低下している状態になっているといえます。

また、低温期が長いということは、月経から排卵が来るまで時間がかかっていることになります。
その分、排卵の機会が少なくなり、当然妊娠する可能性も低くなるのです。
ただし、ここで注意してほしいことは、年齢的な要因により、生理周期が長くなったケースです。

生理周期が長くなると、それに伴って低温期も長くなります。
高齢により生理周期(低温期)が長くなった場合には、身体に異常があるというより、
むしろ年齢的な要因が大きいわけです。
しかし、現代では、40代後半でも妊娠するケースも増えています。
例え、低温期が長くても、受精卵の質がよければ、妊娠する可能性は十分にあります。

このように、高齢になっても、身体を老化させない工夫をすることで、
妊娠できる体質を維持することも可能です。

腎虚と脾虚と女子胞について

低温期が長いという主な理由は、「冷え」にあると解説しました。
身体が冷えると血行が悪くなり、生殖器官の機能が低下するようになります。

これは東洋医学で言う「腎虚」と「脾虚」に相当します。
「脾虚」は、消火器官や循環器官の機能低下によって生じる身体のバランスが崩れた状態を言います。
「腎虚」は、生命や生殖能力に関する力が低下している身体の状態を言います。

東洋医学では、子宮を「女子胞」と言い、女子胞のの安定した働きは、
衝脈(しょうみゃく)・任脈(にんみゃく)と呼ばれる二つの経脈が司っているとされています。

経絡は、二つの経脈から成り立っており、
それぞれ 『経脈(けいみゃく)』と『絡脈(らくみゃく)』と呼んでいます。
「経脈」はいわゆる幹を示し、「絡脈」は幹同士を結んでいる枝のようなものです。

この衝脈と任脈の働きにより、「女子胞」に気血が充実して、
排卵を生じ、高温期への移行が開始されるようになります。
つまり、低温期が長いということは、
「女子胞(子宮)内の気血が充実するのに時間がかかりすぎている」ということになります。

鍼灸における施術

この女子胞は、先ほど解説した「脾」や「腎」と深い関わりがあり、
これらのエネルギーが枯渇することにより、女子胞に気血が充実しにくくなるとされています。
衝脈・任脈が弱わって、バランスが崩れることにより、女子胞の機能が低下する現象でもあります。

そこで、衝脈・任脈の働きを正常な状態に戻し、「腎虚」や「脾虚」の状態を改善する必要があります。
東洋医学における鍼灸施術では、子宮(女子胞)、循環器、
呼吸器などの諸器官の気や血の巡りを改善しつつ、
身体全体のバランスを整えていく施術を行っていきます。

西洋医学における不妊症の施術は、近年、研究されたものですが、
東洋医学においては、すでに2千年以上も前から確立されており、その後も研究され続けてきました。

西洋医学的な施術でなかなか改善されない場合に、
東洋医学的施術を受けられる女性が増えている背景には、このような理由があったのです。

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